さちえさんとのQlink(キューリンク)紹介動画

以下にもスライドと文字ベースでまとめました

今回はQlinkというコインについてお話します。モバイル通信業界にブロックチェーンをもって来ようとしている会社のコインです。

僕がこのプロジェクトを好きな理由は、技術とビジネス開発の両方をしっかりと抑えたチームだという点と、実際にビジョンを実現したら、自分自身使いたいと思うからです。

まず、技術チームを率いるアレン・リーさんは、長年通信業界にいた人で、Huaweiに6年くらいいたのですが、当時は3GやLTEの開発に携わり、その後バーチャルSIMを活用した会社を立ち上げた経験があるのです。実はQlink自体、当時のアレンさんの取り組みの延長線上にあるプロジェクトなのです。したがって、エンジニアたちの多くは当時の彼の部下たちなので、かなり連帯感の強いチームであることが推測されます。

そして彼が声をかけて一緒に会社を立ち上げたのが、こちらのスーザン・ジャウさん。ずっと金融業界にいたビジネスサイドの人です。実は彼女の人脈で他のビジネスメンバーも参画しているのです。

取締役の一人であるロジャー・リムさんは、数々の有名なブロックチェーン・プロジェクトのアドバイザーであり、業界では非常に有名な人。幅広いネットワークを持っている上に、業界の潮流や世界中の主要プロジェクトについて非常に詳しい。ある有名な仮想通貨投資家がYouTube動画で「彼は触るものすべてを金に変える」とまで言っていました。実はスーザンさんが元同僚であるトニー・グーさんを連れてきて、次にトニーさんがロジャーさんを誘って現在チームの一員になっているのです。

そして最後にアドバイザーにも大物がいるのですが、それはアリババの共同創設者とシンガポールで2番目に大きい通信会社であるスターハブの元CTOなのです。なお、スターハブの元CTOは最近Qlinkチームに加わりましたので、なおさら力強いチームになったと言えるでしょう。

さて、そんなオールスターチームが何を実現しようとしているのか?それは一言でいうと、「モバイル通信の民主化」なのです。現在、僕らが通信キャリアなどと契約して、自分たちに割り当てられたデータのみ利用していますが、それを自由にユーザー間で融通できるようにしようとしているのです。

なぜそれが必要なのかというと、現在の課題は「使われていないデータ」、「使えないデータ」、そして「使わされているデータ」にあるのです。

たとえば、使われていないデータでいうと、一人暮らしや共働きだとまさに当てはまると思いますが、毎月固定で払っている家のWiFi使用料に対して、実際にどれくらいWiFiを使っているかというと、家にいるときだけなので、元は取れていないかもしれません。

また、使えないデータに関しては、旅行や出張で海外にいるときや、月末に速度制限かかっていて外にいるとき、ネットアクセスが非常に不便だったという状況は大勢の方が経験していると思います。ただ、歯がゆいのが、そのエリアにWiFiが存在しないのではなく、単純に僕らにアクセス権限がないというのがほとんどのケースでしょう。

そして最後に、使わされているデータ。たとえば、SNSを見ているとき、動画広告が勝手に再生し始めることが多いですが、現在そのデータ料は視聴者である僕らが負担しているのです。

さて、こういった課題がまだ残っている理由は、すべて既存の仕組みでは柔軟なデータ利用とその課金ができないからなのです。

いうまでもなく、その原因は中央集権型ならではの悩みです。一つひとつのデータ消費とコンテンツ内容を紐づけた上で、それが何千万人分あって、それが個人間でもつながっていて、それをすべてタイムリーに清算するには、膨大なマイクロトランザクションの処理が必要になるため、一社が低コストでユーザー全員分の取引を管理するのは極めて難しいでしょう。

そこでQlinkが提供する解決策、それはブロックチェーンを活用することによって、プライバシーをしっかりと守ったうえで、モバイル通信を消費コンテンツ単位で管理し、それを基に個人間での清算を実現することなのです。

その結果、僕らユーザーにとってどういうメリットがあるのかというと、たとえば、周りにQlink経由で自分のデータをシェアしてくれる人さえいれば、いつでもどこでも、毎回IDとパスワードを入力せずに、自分のQlinkアカウントでインターネットにアクセスできるのです。わざわざマックやスタバを探さなくても、たまたま近くに住んでいるおじさんからWiFiを借りたりすることができるようになるのです。

更には、Airbnbのように、自分が使っていないデータを周囲の人に提供することによって、マネタイズできるのです。そうすることによって、数か月後に気づいたらQlinkのコインであるQLCが溜まっていて、今度は自分が必要なときにそれを使ってネットにアクセスできるのです。

そして3つ目のメリットは、動画広告です。実はQlinkが実現しようとしていることは、特定のプラットフォームに限らず、ユーチューブ、ツイッター、フェイスブック、インスタなど、モバイル通信を利用するすべての動画広告が勝手に再生される際に、データ使用料をユーザー負担から広告主負担に切り替えることなのです。

もっというと、広告主がどうしても見てもらいたい広告がある場合、視聴者にQLCをプレゼントすることもできるので、そうすると逆にQLCがもらえるのです。

したがって、冒頭の話に戻ると、Qlinkが取り組んでいる課題は非常に壮大で、実現へのハードルは多いものの、僕らの生活に欠かせないインフラを大胆に変えることによって、本当に便利な世界にしようとしているのです。しかも、通信業界出身の技術者たちがいて、頼もしいメンバーたちがビジネス開発に取り組んでいるので、個人的にはとても期待しています。